Webを使わない人へのWebとは

先日参加した、HTML5の勉強会の時に非常に興味深い内容の会話があった。それは、...

先日参加した、HTML5の勉強会の時に非常に興味深い内容の会話があった。それは、様々なHTML5の話題、CSS3の話題、これからのインターネットの話題など、勉強会としてはすばらしい内容のセッションやディスカッションが一通り終わった後、じゃさよならというタイミングで、とある人がぽつりと・・・。
「こういう勉強会をIT系以外の人に聞いてもらいたいですよね~」

この発言の背景にはこんな思いがあったみたい。
結局勉強会をしても例えば、HTML5になろうが、CSS3になろうが、flashですごいことができようが、システムとの連携でとてつもないことができようが、
一般的に見る人にとっては、そんなことどうでもいいわけで、
まだ見る人がいればいいのだが、見る人がなかなかできないのがWebなわけで・・。もう少し使い方や、いろんな便利さを知ってる人たちが、アナウンスというか広めていくべきなんでは?ということ。

確かにそうだ。
Webで切磋琢磨していたとしても、それがWebの外できちんと確立というか知ってもらわない限りはそれは狭い世界での話にしかなりえない。
よく言われる、Web(インターネット)という世界は、非常に広い。というものだが、本当に現時点でそうなのか?とも思う局所的に広いだけなのではないだろうか?

例えば、以前こんなことがあった。
皆さんはEGACLOCKというものをご存じだろうか?すでに公開は終わっているが、芸人の江頭2:50がゲームの「ファンタジーアース ゼロ」のキャンペーンのひとつだったと思うが、5秒毎に映像が時計と映像が切り替わるというスクリーンセーバー(コンテンツ)があった。
Webでいろんな調べ物をしてる人の中には、これって?思うかもしれない。そう。これの元ネタはおそらくユニクロックだと思われる。

このEGACLOCKが非常に面白いと思った私は、mixiの自分が所属しているコミュニティでそれをリンクした。コミュニティにいるのは、mixiを実際私よりもよく使っている人たち。
どちらかというと普段Webを使っている人たちだと思う。ただ違うのが、すべてがIT業界の人ではないという点。

そこでの反応には非常に驚いた。まず来たのが「これってなに?」だった。
そうそこのみんな(ほとんどは)ユニクロックを知らなかったのだ。
ここにWebの業界の狭さを感じたわけだ。つまり、一般的には、Webを使うと世界が広がるとか、あらゆる人に届けることができるというが、ここは、言葉をしっかりしたほうがいいと思う。
あらゆる人に届けることができる環境でしかないとも言えるのではないだろうか?

しかし、Webの世界にいる私たちにとっては、Webは便利なものだし、コンテンツもすばらしいものが多い。ユニクロックなんか、スクリーンセーバーに設定するだけで気分がいい。

私も含めたWebの世界にいる人たちは、もっと自分の世界を広げる方法を考えるべき時期に来ているのではないだろうか?自分の世界を深める方法は、この世界にいる人はたけていると思う。最先端への貪欲さは素晴らしいものがある。そのパワーをもう少し世界を広げる方向に向けてみてはどうだろう。

例えば、自分の作ったコンテンツを紹介する場をWeb上ではなく、なにか別の場所でやってみるとか、Webのすばらしいサービスを何か別の媒体をつかってプロモーションしてみるとか。

パソコン教室みたいなものになるのかもしれないが、私たちがWebの便利さであったり良さを伝えることができれば、もっと市民権をうけるコンテンツが増えるのではないかと思う。

Webを使わない人へのWebを意識してみようと思う。

この記事の周辺情報

著者

稲本[せぶん]浩介
福岡の企業に在籍し、Webを中心に活動中。Webディレクター、IA(インフォメーション アーキテクト)、マークアップエンジニア、CSSコーダーetc。
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